オーダースーツでは裏地と同じくボタンも
お客様に選んで頂きます。
ボタンはハッキリ目に見える選択ですから
こだわっただけの効果が発揮できます
生地素材が同じでもボタンの色がちがうために
印象が大きくちがうことがよくあります。

写真のオーダージャケットは
シルク20％ウール80％の生地です（ロロピアーナ）
比較のために同じシリーズのボタン８色をならべてみました。

撮影が下手で申し訳ないのですが
ボタンが生地色と同系（黒）でなくなると
重い色のジャケットががらりと軽快に変身をとげます

ボタンはアクリルなどの化学製品のため
時間とともに劣化します。
新しい他のものに付け替えるとスーツが生き返ります
この手法の応用です。

ボタンを１個だけ落としてしまったときにも
全替えすると効果的です。

ウール生地は着用シーズン後のクリーニング
を忘れなければ長持します。むしろ品質は
時間につれてよくなります。羊毛製品の特長です。

時折オーダージャケットのボタンをとりかえるのは
オシャレだと思いませんか？